2024年 京都観光で恋愛成就～縁結びスポット巡りの女子旅プラン～

京都観光で神社仏閣を巡るなら、やっぱり気になるのがご利益ですよね。
特に現代では仕事や恋愛など、さまざまな場面において活きる縁結びのご利益が重視されています。
そこでこの記事ではFunJapoのおすすめする京都の縁結び社寺を一挙にご紹介。
順番に回って１日コースにするもよし、好きなところだけ巡るもよしの縁結び旅、いよいよスタートです。

出会いに恋の成就、結婚もお任せあれ！「地主神社」

最初にご紹介するのは、京都にある社寺の中でも特に縁結びのご利益で注目される「地主神社」です。
こちらの目玉はなんといっても「恋占いの石」。10メートルほど離れた2つの石は、片方の石から反対側の石まで目を閉じたままたどり着くと恋が叶うとされる願かけの石で、アドバイスを受ける・二度三度挑戦するなど成功までの課程で恋の成就も占えるのだそう。
また、「契り糸」というご利益アイテムを使って縁結びを祈願する「良縁大国」もぜひチェックを。これからの出会いを願う方・2人の絆を強くしたいと願うカップルにぴったりの神様です。
他にも、よく当たると評判の「恋占いおみくじ」や多数ある縁結びのお守りもおすすめ。特にお守りは、地主神社の公式ホームページにどれが現在の自分にあっているか詳しく記載されていますので、悩んだときは覗いてみましょう。

良縁を結ぶためにまず悪縁を切る！？悪縁切りの「安井金比羅宮」

「安井金比羅宮」は縁結びだけでなく「悪縁切り」のご利益もあるとされ、その知名度は多数のメディアに取り上げられたこともあり現在急上昇中。
良縁を結ぶためにまず悪縁を切る……そのご利益を体現したような名物が「縁切り縁結び碑」で、こちらの参拝方法はなんとも独特です。
手順はまず本殿に参拝後、「形代」と呼ばれるお札に切りたい縁・結びたい縁を記します。その後形代を持ち祈願しながら碑にある穴を表から裏へと通って悪縁を切り、次に裏から表へと通って良縁を結び、最後に碑へ形代を貼って無事祈願終了。
ある意味断捨離とも例えられそうな悪縁切り。きっちり祈願して心のデトックスを行いたいところですね。

安井金比羅宮 ～悪縁を断ち切り、良縁を結ぶ神社～

安井金比羅宮は、天智天皇の時代（668～671）に、藤原鎌足（ふじわらのかまたり）が藤寺を創建したのがはじまり。境内に藤を植えたため、藤寺と名づけられました。この藤の花を気に入った崇徳天皇は、久安2年…

出雲大社と同じ神様に縁結びを祈ろう！八坂神社の「大国主社」

京都東山に鎮座する歴史ある社であり、日本三大祭「祇園祭」を執り行う神社。それがこの「八坂神社」です。
こちらのご利益は厄除けなどがメインとなっていますが、境内にある末社「大国主社」は縁結びのご利益で知られており、そちらをお目当てに参拝する方も多いのだとか。
神社の前にある看板には立派なしめ縄による蝶々結びと、八坂神社ご神紋である「祇園木瓜」を編んだ「八坂紋結び」という飾り結びの姿が見られ、いかにも縁を結んでくれそうなオーラを醸し出しています。
縁結びの神社No.1である出雲大社と同じ神の「大国主命」を祀る大国主社、良縁を願うのであれば参拝をして損はありません。

華やかな祇園のシンボル「八坂神社」祇園祭の中心地

四条通を祇園に向かい、突き当たった場所にある八坂神社。斉明天皇2年（656）に素戔嗚尊（すさのおのみこと）を祀ったのがはじまりとも、貞観18年（876）、僧である円如が建立し、同じ年に祇園神が東山に舞…

恋の苦しみを代わってくれるキュートなお地蔵さま！「矢田寺」

「矢田寺」は京都の繁華街・寺町通に位置する寺院で、本尊が「代受苦地蔵」、すなわち身代わりとなって苦しみを受けてくれるお地蔵様として広く信仰を集めています。
このお地蔵様が受けてくださる苦しみには恋愛の苦しみも含まれており、そのため「愛の願かけ地蔵」と称されることも。
そんな矢田寺で注目されているお守りが、良縁成就のご利益があるとされる「ぬいぐるみお地蔵さま」。住職夫妻手ずから作られているというこのキュートなお守りを求め、全国から若い女性が参拝に来られるのだそう。
見ているだけで癒やされそうなかわいいお地蔵様のお守りに恋の苦しみも癒やしてもらい、より良き縁を祈願していきましょう。

おみくじと一緒に良縁も結べるかも！「六角堂」

京都の市街地にひっそりと鎮座する「六角堂」は、その名の通り六角形の形をした本堂を持つお寺です。
こちらの縁結びスポットは本堂前にある「六角柳」。その昔、妃との出会いを願っていた嵯峨天皇が夢枕でこの柳の下を見るよう告げられ、実際に向かってみるとそこには絶世の美女が。天皇はその女性をただちに妃として迎え入れ、以来六角柳はこの逸話にちなんで縁結びの柳として知られるようになったのだとか。
参拝された際ただ六角柳に良縁を願うのも良いですが、ぜひ試してほしいのがおみくじを使った祈願。境内で引いたおみくじを柳に結ぶ際、2本の枝を一緒に結ぶようにすれば縁結びのご利益があると謳われていますので、自身の行く末を占ったあとは忘れずトライしてください。
六角堂の周辺にそびえ立つのはさまざまな業種のひしめく高層ビル。それを眺めていると、なんだか仕事の縁も結んでくれそうな気がしてきます。

縁結びスポットとしても人気のいけ花発祥の地・六角堂

六角堂は、用明2年（587）に聖徳太子が創建。四天王寺建立のための木材を探しに来た聖徳太子が六角堂にある池で沐浴し、帰るために持参した仏像を持ち上げようとしたら動かなかったことがきっかけでした。西国三…

某歌手もおすすめ！縁結びのパワースポット「梨木神社」

京都御苑のほど近くにあり、境内にある京都三名水のひとつ「染井」でその名を馳せる「梨木神社」。
ご祭神の三条父子が学者であったことから学業成就のご利益に着目しがちですが、ご神木である桂、通称「愛の木」に縁結びのご利益があることでも話題を集めています。
ハートに似た形の葉を持つ桂の木は、いかにも恋愛運アップのご利益が期待できそうな佇まい。とある歌手の方が「京都ラブスポット」としてこちらを挙げたこともあり、現在では恋の成就を願う参拝客が多数訪れているのだそうです。
京都御苑のすぐ側、良質な水が湧き出ること、そしてこの愛の木が揃った梨木神社はまさにパワースポット。お土産に名水を汲んで帰るのもおすすめですよ。

京都で縁結びと言えばここは外せない！下鴨神社の「相生社」

京都にある世界遺産のひとつ、言わずと知れた「下鴨神社」の境内に、縁結びを願う男女から熱い視線を送られている神社があることをご存じでしょうか。
その神社の名は「相生社」。2本の木が１本に合体したご神木「連理の賢木」と共に縁結びの神として知られ、男女の縁をはじめさまざまな縁を結んでくださるとされています。
こちらの参拝方法は少し変わっており、まず社務所にて相生社の絵馬をゲット。そして願い事を書き、絵馬についた紅白の紐をしっかりと結び合わせます。その後男性は左回り、女性は右回りにお社の周りを祈願しつつ三度周回。三周目の途中に絵馬を奉納し、相生社でしっかりと参拝。そして最後にご神木に結ばれた「御生曳の綱」を男性は左、女性は右からそれぞれ2回引いて完了となるのだとか。
寒い時期には相生社の近くに店を構える「休憩処 さるや」で、「良縁ぜんざい」をいただくのもFunJapoのイチ押し。相生社に供えられたあずきを使用しているというおめでたい一品です。
また、相生社横の社務所でしか手に入らない「縁結びおみくじ」も引いておきたいところ。十二単に似せられた華やかなおみくじは、きっと今後に活きる結果を伝えてくれるでしょう。

下鴨神社 ～緑あふれる糺の森に囲まれた神社～

下鴨神社が創建された時期ははっきりとはしていませんが、崇神7年（BC90）のころには既にあったとされ、京都の中では最も歴史のある神社の1つです。「古都京都の文化財」の構成要素として、世界遺産にも選ばれ…

紫式部も参拝した縁結び神社！上賀茂神社の「片岡社」

下鴨神社を参拝したのなら上賀茂神社も参拝したいというもの。下鴨神社からはバス停「下鴨神社前」で京都市バス4号系統に乗車し、「上賀茂神社前」で下車すればスムーズに向かえます。
そして上賀茂神社で縁結びを願うのであれば足を運んでおきたいのが、境内にある摂社「片山御子社」通称「片岡社」です。
こちらはかの平安時代の名筆家・紫式部が何度も恋の祈願に訪れたという由緒正しい縁結びの神社。お社の近くには紫式部が片岡社の名を記し詠んだ和歌の歌碑も建てられています。
社務所ではハートにそっくりな葵の形を模した片岡社専用の縁結び絵馬も授与されていますので、より強く祈願したい方はそちらもぜひどうぞ。

上賀茂神社 ～平安京の守り神で馬に縁がある神社～

上賀茂神社は、「古都京都の文化財」の構成要素として、世界遺産に選ばれています。上賀茂神社が創建された時期ははっきりとはしていませんが、崇神7年（BC90）のころには既にあったとされ、京都の中では最も歴…

ご利益はなんと玉の輿！？スペシャル縁結びの「今宮神社」

上賀茂神社から市バス46号系統に乗車しバス停「今宮神社前」で下車すると、今回の旅の終着点である「今宮神社」にたどり着くことができます。
この神社のご利益は、なんと縁結びのさらにワンランク上な「玉の輿」。これは今宮神社の氏子だった八百屋の娘・お玉さん（後の桂昌院）が三代将軍・徳川家光に見初められ側室となったことに由来しており、そのため今宮神社は「玉の輿神社」の異名も持っているのだとか。
こちらを参拝した際にぜひ授与していただきたいのが「玉の輿守」。玉の輿のご利益があるとされるこのお守りはお玉さんの生家にちなんで京野菜が刺繍されており、カラーバリエーションも非常に豊富という女性好みの仕様。そのご利益と可愛らしいデザインから、自分だけでなくご友人の分も求める参拝客が多いという今宮神社のイチ押しお守りです。
また、末社である織姫社に由来した「織姫守」も注目したいところ。本来のご利益である技芸上達だけでなく、織姫と彦星の七夕伝説になぞらえ遠距離恋愛のお守りとして持つこともできるのだそうですよ。

玉の輿とあぶり餅で知られる今宮神社

今宮神社には、平安遷都前から疫病鎮めのため疫神・素盞鳴命（すさのをのみこと）が祀られていた社があったと言われています。正暦5年（994）に、都の疫病を鎮めるため、2つの御輿に疫神を遷し、船岡山に安置し…

美味しい甘味で厄も祓えちゃう！あぶり餅の「一文字屋和輔」

さて、ここまでの縁結び旅お疲れ様でした。最後はちょっと一息ついて、門前茶屋で美味しい甘味でもいかがでしょうか。
おあつらえ向きなことに今宮神社のすぐ側には昔ながらの甘味「あぶり餅」を販売するお店が二軒営業しており、どちらも同じくらい良いお店なのですが、今回の記事では「一文字屋和輔」、通称「一和」さんをご紹介いたしますね。
一和さんでいただけるあぶり餅は、きなこをまぶした一口サイズの餅を竹串に刺してあぶり、甘い白味噌のたれを塗ったというシンプルでありながらも格別な一品。お店はなんと1000年前に創業されたとのことで、ひとくち食べれば古くから人々に愛されている理由も納得できることでしょう。
そしてこのあぶり餅に使用している竹串、実は今宮神社に斎串として奉納されたものなのだそう。そのため病気・厄除けのご利益があるというなんとも嬉しいアイテムでもあるのです。
良き縁を結ぶためには悪い縁を厄除けの力で祓っておきたいもの。一石二鳥のスペシャルな門前菓子、今宮神社を訪れたのならぜひ味わっていってくださいね。

出会い・恋愛・結婚・さらには仕事や友人との縁……現代では多種多様な形の「良縁」が求められています。
神様への祈願ももちろん大切。けれど一番大事なのはきっとあなた自身の第一歩です。
縁結びの神様が応援してくださるくらい積極的な行動で、あなただけの良縁を結びにいきましょう。