宮川町歌舞練場の京おどり～京都をテーマに現代風な踊りをミックス～　

平成30年（2018）で69回目を迎える京おどり。昭和25年（1950）に初演されました。第5回から京都南座で公演が行われていましたが、歌舞練場が新築された昭和44年（1969）以降は宮川町歌舞練場で開催されています。

京おどりを開催するのは宮川町歌舞会。宮川町（みやがわちょう）という名前は、祇園祭の神輿（みこし）洗いが行われていることからつけられました。「宮川」は四条大橋から松原橋までの間の鴨川を指し、宮川町はその区間の東側に位置します。ちなみに、宮川の「宮」は、祇園祭を行う八坂神社のことです。

宮川町歌舞会の踊りの流派は若柳流。明治時代に、花柳流に指示した花柳芳松が、若柳吉松と名前を変えて興した流派です。

京おどりの特徴は、五花街の踊りの中で唯一「をどり」でなく「おどり」という字を使っていることもあり、洋舞も取り入れるなど現代的なアレンジが加えられていることです。京おどりでは、毎年、京都の名所や名物などをテーマにした踊りを上演しています。

2018年の演目は「天翔恋白鳥」（あまかけるこいのはくちょう）全八景。前半は「白鳥の湖」と「ヤマトタケル」の話を組み合わせた舞踊劇、後半は京都の風物をテーマにした踊りとなっています。フィナーレは、毎年恒例の「宮川音頭」。芸妓・舞妓さんの総踊りが楽しめます。

茶券付のチケットを購入すると、開演時間の30分前ころから、芸妓・舞妓さんによる抹茶とお菓子の接待を受けることができます。お菓子のお皿は記念に持ち帰ることも可能。上演が終了した後は茶券は使えないので、早めに訪問してみてください。

チケットの申し込みですが、
全国のJTB・日本旅行・近畿日本ツーリスト・H.I.S.の窓口では、観覧日の10日前まで発売の予定。
ホームページからの場合、観覧日の14日前まで。
FAXは3月12日（月）まで。
観覧日を含めた５日前からは、会場でチケットを購入することもできます。
詳しくはこちらをチェックしてみてください。
http://www.miyagawacho.jp/kyoodori/