上七軒歌舞練場の北野をどり～北野天満宮にゆかりのある花街で踊りを鑑賞～

北野をどりは、五花街の1つである上七軒が春に行う踊りの公演です。

上七軒は、室町時代に北野天満宮が再建された際、その余った材料で建てられた7軒のお茶屋さんから始まりました。今でも北野天満宮とは縁が深く、2月の節分祭と梅花祭、12月の献茶祭に参加しています。

北野をどりが始まったのは、昭和27年（1952）3月25日のこと。北野天満宮千五十年記念の万燈会の際に、初開催されました。長い間4月中旬に開催されていた北野をどりですが、平成22年（2010）から北野天満宮の縁日開催日でもある3月25日に再び開催されることになりました。平成30年（2018）で66回目を迎えます。

会場である上七軒歌舞練場は北野天満宮千年記念の明治35年（1902）に建てられ、現在の姿になったのは昭和26年（1951）のことです。

五花街の踊りの流派はすべて異なっていて、上七軒では日本舞踊の最大流派である花柳流の踊りを見ることができます。

北野をどりは3部構成からなります。特徴は演劇的な要素が多く含まれていること。1部は遊び心あふれる新作舞踊劇「北野の杜（もり）の物語」、2部は純舞踊「色暦（いろごよみ）俗曲集」、フィナーレは黒裾引摺姿の芸妓さんが登場する定番の演目「上七軒夜曲」となっています。

お茶席券付の入場券を購入すると、会場2階のお茶席で芸妓・舞妓さんのお手前でお茶を楽しむこともできますよ。

チケットの受付締切は、電話やFAXの場合、 3月9日（金）まで。
インターネットの場合、銀行振込・コンビニ決済は同じく 3月9日（金）まで。
クレジットカード払いの場合、 観覧の4日前までになります。

詳細は上七軒歌舞会のWEBサイト：http://www.maiko3.com/でご確認ください。