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市松模様の庭園と通天橋のある東福寺

市松模様の庭園と通天橋のある東福寺 市松模様の庭園と通天橋のある東福寺 市松模様の庭園と通天橋のある東福寺 市松模様の庭園と通天橋のある東福寺 市松模様の庭園と通天橋のある東福寺 市松模様の庭園と通天橋のある東福寺 市松模様の庭園と通天橋のある東福寺 市松模様の庭園と通天橋のある東福寺 市松模様の庭園と通天橋のある東福寺 市松模様の庭園と通天橋のある東福寺 市松模様の庭園と通天橋のある東福寺
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東福寺は、嘉禎2年(1236)、九条道家が京都最大の伽藍を目指して建てたお寺です。もともと、寛元元年(1243)に完成した大仏を祀るために建てられましたが、明治14年(1881)に焼失しました。現在は長さ2mの左手だけが残され、本堂の隅に安置されています。

東福寺は、奈良・東大寺のお寺の規模と興福寺の隆盛にあやかり、2つのお寺の名前から1文字ずつとって命名されました。19年かけて、建長7年(1255)に完成します。

開山したのは、天皇から聖一(しょういち)国師という号を賜った円爾弁円(えんにべんえん)です。聖一国師は、仁治2年(1241)に宋から帰国する際、饅頭(まんじゅう)の作り方をはじめて日本に持ち込んだ人物という説も。

東福寺はもともと天台・真言・禅の三宗兼学だった寺院ですが、途中から臨済宗の禅寺になりました。京都五山の第4位です。

月輪山(がちりんさん)のふもとにある、東福寺の境内の広さは6万坪。京都にある大きな禅寺には〇〇面(づら)という呼び名があるのですが、東福寺は「伽藍面」と呼ばれています。

足利義持が応永年間(1394~1428)に再建した高さ22mの三門は、日本最古のもの。

室町時代の切妻造・本瓦葺のトイレ・東司(とうす)は、36個ずつの甕(かめ)が両側に並び、100人くらいが使用できたため「百雪隠」という別名が。禅堂の南側にあります。

南北朝時代に建てられた禅堂では、毎週日曜の6:30から1時間、坐禅会を開催中です。

本堂(仏殿)は明治14年(1881)に焼失しましたが、大正6年(1917)に再建を開始し、昭和9年(1934)に完成しました。天井画は堂本印象の作です。

本堂から開山堂への通路になっている通天橋からは、洗玉澗(せんぎょくかん)という渓谷が眼下に望めます。洗玉澗には約2000本のカエデが植えられているため、秋は紅葉が見事です。臥雲橋からは、洗玉澗ごしの通天橋を眺めることができます。

楼閣が屋根に載った開山堂は、文政6年(1823)に再建されました。開山堂の前には、池泉回遊式庭園が広がります。

本堂の北に位置する方丈には、4面に庭があります。昭和14年(1939)、重森三玲によって鎌倉時代の手法をとりいれて造られた庭園で「八相(はっそう)の庭」または「方丈庭園」と呼ばれてましたが、2014年から「東福寺本坊庭園」が正式名称になりました。

八相とは、「お釈迦さまの生涯に起きた8つのできごと」をあらわす言葉です。また、北斗七星、蓬莱(ほうらい)、瀛洲(えいじゅう)、壺梁(こりょう)、方丈、京都五山、須弥山、市松の8つの要素が庭園に含まれていることも意味します。

重森三玲は庭造りを依頼された時、「本坊内にあった材料を捨てることなく、すべて再利用すること」という条件をつけられたそう。そのため、東司の柱石を使って北斗七星に見立てたり、市松模様の庭園を造ったりするなど、大胆な発想の庭が完成しました。

南側に「蓬莱神仙思想」をイメージした枯山水、東側に北斗七星と天の川を表現した「北斗の庭」、西側に大きな市松模様の庭、北側に苔と敷石を配置した有名な小さな市松模様の庭園があります。

東福寺の塔頭の1つである、現存最古の方丈建築・龍吟庵。こちらにも重森三玲作の庭があり、春と秋のみ公開されています。

正式名称
東福寺(とうふくじ)
拝観・開館時間
4月~10月末:9:00~16:00(16:30閉門)
11月~12月初旬:8:30~16:00(16:30閉門)
12月初旬~3月末:9:00~15:30(16:00閉門)
住所
京都市東山区本町15丁目778
TEL
075-561-0087
拝観料
通天橋・開山堂または本坊庭園:
大人  400円 
大学生 400円 
高校生 400円 
中学生 300円 
子ども 300円

休日・休館
無休(境内)
交通案内
JR・京阪電車 東福寺駅下車 徒歩約10分
市バス 東福寺バス停下車  徒歩約10分

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