【京都観光2024】高校生に人気の修学旅行おすすめスポット

京都市の調査によると例年は約700,000人もの修学旅行生が京都を訪れているようです。確かに修学旅行シーズンとなれば、京都市内の至る所でさまざま学校の制服を着た学生さん達を数多く見かけます。学校によってスタイルも違うようで、バス、タクシー、徒歩など、いろいろな手段で観光を楽しんでいるようです。

さて、今回は、高校生の修学旅行におけるおすすめスポットをご紹介しようと思っています。みなさんの修学旅行の参考になれば幸いです。

１．清水寺

やっぱりかと思われた方も多いでしょう。理由はいくつかあります。世界遺産、清水の舞台、三重塔など、この場所の代名詞となるキャッチーなワードもさることながら、写真映えするスポットも多くある点です。やっぱり思い出となる写真もたくさん残しておきたいと思う学生さんは多いはずです。その上で、この場所は抑えておいて、まず間違いないでしょう。また、実は、敷地内に地主神社があり、ここは縁結びの神様として知られています。修学旅行をきっかけに素敵な恋愛へ発展するなんて素敵ですね。或いは、今の関係がより良くなるようにお願いをしてみるのもいかがでしょうか。

清水寺 ～四季を通して楽しめる世界文化遺産～

清水寺は、のちに延鎮上人（えんちんしょうにん）となる賢心が、宝亀9（778）音羽の滝を訪れ、滝上の草庵に霊木から彫った千手観音像を祀ったことから始まります。その後、坂上田村麻呂が長岡京の紫宸殿を寄進。…

２．三年坂

京都を訪れたことがない方には馴染みのない言葉かもしれません。実は、清水寺を１位にした理由は、この三年坂も関係しています。どういうことかと言いますと、実はこの三年坂は清水寺に向かう道中にある坂です。この近辺には、京都らしい古い街並みや石畳が今も残っており、その雰囲気を満喫しながら清水寺を目指すことができます。また、道のわきには数多くのお店が立ち並び、お土産を購入したり、食べ歩きも楽しむことができます。

景色とお店が両方楽しめる三年坂 二年坂

三年坂 二年坂は清水寺から高台寺へと向かう途中の道で、清水寺への参拝道として造られました。三年坂は、清水坂と五条坂の分岐点である七味屋本舗から北に向かう、長さ約100メートルの石段+石畳の坂道です。三…

３．嵐山

清水寺、三年坂の順でご紹介してきましたので、コースにするなら次は祇園エリアになるのですが、それは別のページでもご紹介しているのでは、おすすめ順にしたいと思います。テレビなどでも京都が紹介される際に嵐山の風景を利用するケースは非常に多いと思います。歴史と自然を一緒に楽しめるが一番のポイントですね。特に渡月橋周辺は整備も進んで綺麗になっています。川沿いにはお土産やカフェなどが集まった新しいスポットが誕生したり、昔ながらの雰囲気が楽しめる嵐山商店街もありますので、景色だけではなく、食も楽しめるのがよいですね。渡月橋、竹林、トロッコ（季節限定）、モンキーパークなど、このあたりで１日潰せると思います。

嵐山 ～渡月橋と四季折々の自然美～

嵐山は、標高約381メートル。桜・紅葉の名所として知られています。桂川（大堰川）にかかる渡月橋の南西に位置し、山頂には中世の嵐山城跡、中腹には嵐山モンキーパークいわたやま、法輪寺（嵯峨の虚空蔵）があり…

４．伏見稲荷大社

いろいろなランキング京都No.1に選ばれる伏見稲荷大社。もちろん、私もランキングのカテゴリーによっては、この場所を１位にしています。では、今回はなぜ１位ではないのかといいますと、修学旅行ってグループ行動が多いですよね。頂上までいくのか、いかないのかにも依りますが、仮にせっかくなので頂上を目指す！となれば、約1,300段の階段を上ることになります。その為、皆が必ず楽しめるかといえば、ちょっとハードルがあるという点です。京都駅からのアクセスもよく、且つ、最寄り駅から伏見稲荷大社の入口にあたる場所までは徒歩ですぐです。裏参道をはじめ、周辺には比較的お店も立ち並び、繁忙期には、出店なども楽しめるのも嬉しいポイントです。

京都で一番人気の観光スポット・伏見稲荷大社

伏見稲荷大社は、全国に約30,000社ある稲荷神社の総本宮です。和銅4年（711）に秦伊呂具（はたのいろぐ、又は、はたのいろこ）によって創建されました。商売繁盛・五穀豊穣の神として知られ、関西地方の初…

５．二条城

大政奉還の舞台！徳川の始まりと終わりを見届けた城というと胸を熱くするものがありますね。ご存知の通り二条城も世界遺産です。京都市内中心地からのアクセスの良さを考慮して、この位置にランキングしました。清水寺や伏見稲荷のように参道にお店や露店があるような場所ではないのが少しマイナスポイントです。到着してすぐ目にする豪華絢爛な唐門でグッと心を鷲掴みにされて、鶯張りの廊下、そして、有名な狩野派に障壁画など、１つの施設で数多くの見どころがあるのがポイントです。近年では、プロジェクションマッピングやライトアップなどの催しも開催されるようになり若い世代の入場者も増えているようです。ただ、これらはタイミングよく修学旅行の日程と被っても、夜の催しである為、学校によっては参加は難しいかもしれませんね。二条城は混雑状況にも依りますが、概ね、１時間程度で拝観できる施設です。

二条城 ～世界遺産・徳川幕府の京都拠点～

二条城は、1603年（慶長8）に徳川幕府の初代将軍・徳川家康によって建てられた江戸幕府の京都での住まいです。二条城は「古都京都の文化財」の構成要素として、世界遺産に選ばれています。徳川家康は二条城の近…

６．金閣寺

こちらも京都を紹介する上で必ず名前が上がる場所ですね。市内の中心地からは少し離れた場所に位置することと、電車だけでたどり着けないという点があり、ランキングとして、このあたりに位置しました。見どころについては、言うまでもありませんね。
金色に輝く舎利殿、そして、茶室の夕佳亭（せっかてい）、金閣寺を逆さに映し出す鏡湖池などは、訪れるすべての人の印象に強く残るのではないでしょうか。また、金閣寺には、陸舟の松と呼ばれる立派な松の木がありまして、名前の通り、舟の形をしています。かの足利義満が手植えをしたとも伝えられています。
徒歩で20分ほど頑張って歩けるなら、石庭で有名な龍安寺を訪れるか、或いは、学問の神様が祀られている北野天満宮を訪れるのも良いかもしれません。

金閣寺 ～豪華絢爛な楼閣と金の鳳凰～

金閣寺は、応永4年（1397）、西園寺公経（さいおんじきんつね）の別荘を譲り受けた室町幕府第3代足利義満が建立しました。「古都京都の文化財」の構成要素として、世界遺産に登録されています。もともとは、足…

７．東本願寺

京都駅から徒歩ですぐに行ける場所に位置しています。迫力というか、スケール感でいうとかなり上位にランクインする施設ですが、通常拝観できる場所に限定すると他の上位の施設と比較して滞在時間が短くなる為、この位置にランクしました。こちらの見どころはなんといっても世界最大級の木造建築！正面76メートル、側面は58メートル、高さも38メートルと規格外の大きさ。さらに、御堂内には約900枚もの畳が利用されているという、すごいスケールなんです。秋には美しいイチョウの黄色がアクセントとなって東本願寺を彩ります。その風景をたくさんの画家さん達が描いている様子もこの場所の風物詩になっています。

世界最大級の木造建築・東本願寺

東本願寺は浄土真宗大谷派の本山で、文永9年（1272）、親鸞聖人の末娘である覚信尼（かくしんに）が東山大谷に親鸞聖人の廟堂を造ったことがはじまり。覚信尼の孫である3代目の覚如（かくにょ）上人のときに本…

番外編（おまけ）

今回はのランキングはこのあたりにしておきます。上記では紹介していない施設をざっとコースでご紹介すると、例えば、平安神宮、岡崎公園、京都市動物園、蹴上インクライン、南禅寺というコースや京都御所、鴨川デルタ、下鴨神社といったコースもいいかもしれません。或いは、食べ物やお土産、雰囲気を楽しみたい方は、祇園、河原町、錦市場の満腹コースも楽しいかもしれません。仲間と相談して、どのようなコースが最適か、みなさんの参考になれば幸いです。