2024年秋！お寺だけじゃない、紅葉を満喫できる京都の絶景スポット

「京都の紅葉」というと、やはり皆様「お寺に彩りを添える紅葉」の光景を想像されるのではないでしょうか。
もちろんそれも、素敵な秋の京都のひとつ。
けれど千年の都・京都には、お寺以外に紅葉を楽しめる場所も数多くあるのです。
日本庭園・植物園・秋の山……バラエティー豊かな京都の紅葉スポット、ぜひ行き先リストに加えてくださいね。

文化財にも指定！雄大な景色が魅力の「大河内山荘庭園」

トップバッターの「大河内山荘庭園」は、昭和に名を馳せた映画俳優が嵐山に造った日本庭園です。
近年国の文化財に指定されただけはあり、その雄大さと美しさは一度見ていただきたいもの。
丁寧に整備された芝生や苔を色とりどりのイチョウや紅葉が華やがせる様子は、まさしく絶景の一言が似合います。
入園料にお抹茶とお菓子がついているのも嬉しいところ。味わいながらゆっくりと景色を楽しみたいスポットです。

時代劇スターが造り上げた大河内山荘庭園

大河内山荘庭園は、時代劇スター・大河内伝次郎の別荘の庭です。小倉山のふもと、竹林の道のすぐそばにあります。約6000坪の広さをほこる回遊式借景庭園である大河内山荘庭園。伝次郎は昭和37年（1962）に…

サル×紅葉でSNS映え！「嵐山モンキーパークいわたやま」

同じく嵐山エリアに位置する「嵐山モンキーパークいわたやま」は、野生のニホンザルを観察できることで国内外問わず人気を集める場所。
こちらで注目すべきは紅葉とサルの共演を見られること。うまくいけば写真にも収めることもできますから、SNS映えも狙えそうです。
また、嵐山の山頂にあるということで眺望が抜群なのもイチ押しポイントのひとつ。京都・嵐山の紅葉を上から眺めると、また違った発見があるかもしれません。

野性ザルの楽園・嵐山モンキーパークいわたやま

嵐山モンキーパークいわたやまは、昭和31年（1956）に開園した野猿公園です。6000平方メートルのパーク内には、約120頭の野生のニホンザルがいます。欧米人に人気のガイドブック「Lonely Pla…

京都タワーと紅葉の共演！「渉成園」

京都の有名寺院・東本願寺の飛地境内地であるのがここ「渉成園」です。
徳川家光から寄進された土地を使い生み出されたこの庭園は四季折々違った姿を見せ、紅葉の季節もまた格別なもの。
広い園内には池や橋、さまざまな和風建造物が見られ、どれも紅葉との相性はばっちり。
中には園外にある京都タワーの姿が確認できるスポットもありますので、「日本庭園と紅葉の中にぽっとそびえる京都タワー」なんて不思議な一枚も撮れてしまいますよ。

家族で紅葉を楽しむならここ！「京都府立植物園」

いつ訪れても四季折々の花が楽しめることから、市民の憩いの場となっている「京都府立植物園」。
神社仏閣などの名所旧跡ではないため観光客が訪れることは少なく、地元民ならではの穴場的スポットでもあります。
植物園という特性を活かし、観察できる紅葉の種類も実にさまざま。
入園料のリーズナブルさも相まって、家族での紅葉狩りにおすすめの場所です。

絵画のような社家の庭「西村家庭園」

「西村家庭園」は上賀茂神社のほど近くにある社家で、その庭園を一般公開しているスポット。
現代では珍しい「社家庭園」を間近に体感できるのはここならではと言えるでしょう。
その規模から紅葉の本数はあまり多くないのですが、庭園が魅せる趣により眼前にはまるで一幅の絵画のような光景が広がります。
腰を下ろしてのんびりと紅葉を鑑賞しながら、静かに秋へと思いを馳せる……そんな贅沢なひとときを味わってください。

嵯峨野で見つける紅葉の穴場！「平安郷」

嵯峨野の一角、平安時代の面影を残しているため歴史的風土保存特別地区に指定されたエリアにあるのが「平安郷」です。
こちらは普段一般非公開。ですが春の桜や秋の紅葉など、園内の植物が見頃になるわずかな時期のみ中へと入ることができます。
3万坪に及ぶ広大な敷地は開放感満点。散策路もばっちりと整備され、ピクニック気分で歩き回れるのに入園料は無料なのですから驚きです。
間違いなく穴場なこの紅葉スポット、京都の秋を満喫するならチェックするのをおすすめします。

人混みを避けて紅葉を鑑賞「しょうざんリゾート京都」

最後にご紹介するのは京都・洛北に位置するリゾート施設「しょうざんリゾート京都」。
結婚式場や料亭などの使用がメインですが施設には日本庭園もあり、一般客でも入園料を払えば散策が可能です。
紅葉の名所である鷹ヶ峰三山を背景にしていることもあり、園内の紅葉は見事なもの。
人も少なくしっとりと紅葉を味わうのにはぴったり。金閣寺や龍安寺、大文字山から比較的近い場所にありますので、一緒に訪れるのもいいかもしれません。

古寺に限らず多種多様な場所を赤く染め上げる京都の紅葉。
お寺とは違うその魅力、この秋に一度は体感してほしいところです。