【京都東山】清水寺発！人気スポットを巡るおすすめ観光コース

京都旅行といえばやはり外せないのが、清水寺や祇園など観光地の集中する東山エリア。
けれど初めての観光だと、どの場所をどういう順番で巡ればいいのか悩みがちですよね。
そんな方の手助けになればと、FunJapoがおすすめする東山エリア観光モデルコースをご紹介します。
人気スポットを詰め込んだ京都東山観光、思い出づくりのお力添えになれば幸いです。

工事中でも無問題！見どころ満載の「清水寺」

旅の始まりは京都観光名所の代名詞的存在である「清水寺」。
京都のメインターミナル・JR京都駅からは京都市バス206番系統もしくは100系統に乗車しバス停「五条坂」で下車、そこから徒歩10分ほどでたどり着くことができます。
「清水の舞台から飛び降りる」ということわざが生まれたほど有名である清水の舞台と、四季折々で違った表情を見せるそこからの眺望はまさに格別。
2018年現在は本堂が工事中のため奥の院から見渡す絶景は少しお預けとなっていますが、飲むと縁結びや延命長寿などのご利益が得られる「音羽の滝」や、真っ黒な姿がインパクト大の「出世大黒」など、境内には見どころがたくさんあるためがっかりする必要は全くありません。
特に「随求堂」で体験できる「胎内めぐり」は、他と違った角度から清水寺を味わいたい方にはとりわけおすすめ。
本尊である随求菩薩の胎内に見立られた真っ暗闇の空間を、壁に巡らされた大きな数珠をたよりに進んでいくこの体験、終わったあとにはまさしく胎内から出たような「生まれ変わった」気持ちを味わえますよ。

清水寺 ～四季を通して楽しめる世界文化遺産～

清水寺は、のちに延鎮上人（えんちんしょうにん）となる賢心が、宝亀9（778）音羽の滝を訪れ、滝上の草庵に霊木から彫った千手観音像を祀ったことから始まります。その後、坂上田村麻呂が長岡京の紫宸殿を寄進。…

縁結び・恋占いの石だけじゃない！ご利益のテーマパーク「地主神社」

清水寺の境内にあるもうひとつの有名スポットが、縁結びのご利益で有名な「地主神社」です。
こちらにある「恋占いの石」は目を閉じて片方の石からもう片方の石までたどり着けば恋が叶うとされ、常に挑戦者が見られるという地主神社の名物的存在。
他にも勝運・交通安全のご利益がある「撫で大黒」や商売繁盛の信仰を集める「栗光稲荷」、不浄を祓うとされる「祓戸社」など、さまざまなご利益を得ることのできる末社が目白押し。
「ご利益のテーマパーク」と称するに相応しい地主神社、清水寺を訪れたのであれば欠かさずチェックしたいところです。

京都イチフォトジェニックなカラフルくくり猿！「八坂庚申堂」

清水寺から歩いて10分ほどの距離に位置するここ「八坂庚申堂」は、現在着物姿の若い女性から大人気。
理由はお堂に吊されたカラフルな「くくり猿」。これはこの猿に自身の欲をひとつ戒め、代わりに願い事を祈願するというご利益アイテムなのですが、その可愛らしいフォルムとカラーバリエーション豊かなくくり猿によって生み出される景色が大変SNS映えすると、国内外問わず注目されているのです。
確かに目にも鮮やかなその光景は華やいだ女性の着物姿にぴったり。京都でフォトジェニックな写真を撮るならここは外せないでしょう。
「せっかく訪れたのだから、持ち帰れるお守りも欲しい！」という方には、厄を祓ってくれる「猿の土鈴」や手先を器用にするご利益のある「指猿」がイチ押し。キュートなだけでなくご利益もあるお猿さん、お土産にはうってつけですよ。

八坂の塔も楽しめるリーズナブルランチ！「ザ ソウドウ 東山 京都」

観光地巡りをしているとお腹が空いてくるもの。そんなときランチに最適なのが「THE SODOH HIGASHIYAMA KYOTO（ザ ソウドウ 東山 京都）」です。
日本画家の巨匠・竹内栖鳳の私邸をリノベーションしたこちらのお店は広大な日本庭園が大変素晴らしく、東山の名物・八坂の塔を一望することもできます。
料理は京都産の食材をふんだんに使ったイタリアンで、ランチは1500円からと手の届きやすいリーズナブルな値段。
また、椅子に座って食べることができるため正座する必要がなく、着物姿の方・海外の方が安心して食事できるのも嬉しいポイントのひとつですね。
素敵なお庭と八坂の塔を眺めながらのイタリアンは、舌も心も大満足しそうです。

女性におすすめのご利益スポット！「八坂神社」

「八坂神社」は日本三大祭のひとつ「祇園祭」でその名を知られる神社であり、国内外問わず観光客から広く人気を集めています。
気になるご利益は厄除け・疫病退散・商売繁盛。荘厳な本殿は朱色の造りが大変素晴らしく、一目見れば思わず手を合わせたくなることでしょう。
境内には摂社末社も数多くありますが、特におすすめしたいのが「大国主社」と「美御前社」。
大国主社は縁結び、美御前社は美徳成就のご利益があるとされ、女性はもちろんのこと男性の参拝客も多分に訪れるのだそう。
中でも美御前社の社殿前に湧き出るご神水「美容水」は肌につけると身も心も美しくなると謳われており、周辺にある花街の舞妓・芸妓ご用達の噂が。ぜひあやかりたいところですね。

華やかな祇園のシンボル「八坂神社」祇園祭の中心地

四条通を祇園に向かい、突き当たった場所にある八坂神社。斉明天皇2年（656）に素戔嗚尊（すさのおのみこと）を祀ったのがはじまりとも、貞観18年（876）、僧である円如が建立し、同じ年に祇園神が東山に舞…

可愛く美味しいあんこスイーツのお店！「京都祇園あのん本店」

せっかくの京都観光、ランチだけでなく甘味処でスイーツも味わいたいですよね。
京都を誇る花街・祇園に店を構える「京都祇園あのん本店」は、おやつどきのデザートをいただくのにおあつらえ向きの和スイーツ店。
こちらはあんこをメインとした甘味が揃っており、粒あんと生クリームを白あんで包み込んだ「あんです」や、カラフルなあんをマカロンに挟んだ「あんまかろん」。そして最中に粒あんとマスカルポーネチーズのクリームをお好みでサンドできる「あんぽーね」など、和洋の域を超えた多彩な組み合わせを楽しめます。
こちらのメニューは多くが600円（税別）とお手頃な価格ですので、もう一品プラスして贅沢な午後のひとときを満喫するのもいいかもしれません。

京情緒溢れる町並みを散策！「祇園白川」

東山の観光モデルコース、旅のラストは祇園・白川で花街の雰囲気を味わうのはいかがでしょうか。
ひとくちに祇園といっても大きく分けて南北の2エリアがあり、有名な花見小路を散策できる南エリアも良いのですが、FunJapoがおすすめするのは白川の位置する北エリアです。
この白川は整備された石畳の道と情緒ある町屋の連なる景色が大変魅力的で、まさしくザ・京都と呼ぶべき風情溢れる空間は一度訪れておきたいもの。
特に雰囲気があるのはドラマの撮影にも使われる「巽橋」、そして舞妓さんも参拝するという「辰巳大明神」の2ヶ所。
また、川べりに植えられた柳が映える「白川一本橋」も趣深い景色が大変素晴らしいので、できればこちらも押さえておきたいところです。
歴史を感じさせる京都の花街は、そぞろ歩きするだけでも心の「旅欲」を満たしてくれますよ。

FunJapoのご紹介した京都東山の旅、いかがでしたでしょうか。
もちろん東山の名所はこれだけにとどまらず、探せばいくらでも行きたい場所が見つかるはずです。
このモデルコースをベースに、あなただけの観光ルートを地図に記してみませんか。きっとその時間すら、旅を彩る素敵なひとときになってくれることでしょう。