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神護寺の虫払の行事 ~貴重な寺宝を一挙公開~

神護寺の虫払の行事 ~貴重な寺宝を一挙公開~

天長元年(824)、和気清麻呂が建てた神願寺と和気清麻呂の私寺であった高雄山寺(たかおさんじ)を合併し、神護国祚真言寺(じんごこくそしんごんじ)(略称・神護寺)が生まれました。神護寺は空海の尽力で根本道場となりますが、火災などで一時衰退。平安末期、文覚(もんがく)上人の活躍により、復興を果たしました。

虫払の行事は、寛永年間(1624~44)に始まった年中行事で、昭和29年(1954)に復活しました。別名・虫払定(むしばらいのさだめ)。ふだんは京都国立博物館に寄託されている作品を中心に、国宝や重要文化財65点が、虫干しを兼ねて書院に展示されます。

展示される作品は、伝源頼朝像、伝平重盛像、釈迦如来像、潅頂暦名(かんじょうれきみょう)など。

伝源頼朝像は、鎌倉前期に描かれた、鎌倉幕府の初代将軍源頼朝の肖像画です。似絵(にせえ)の名人として知られた藤原隆信の作品といわれています。似絵は、平安末から鎌倉時代に流行した大和絵様式の肖像画です。かつては、後白河法皇の御幸に合わせて建てられた仙洞院に安置されていました。

伝平重盛像も同じく藤原隆信の作品といわれ、かつては仙洞院に安置されていました。この2作品は、描かれている人物が亡くなってから描かれています。どちらの作品も143cm×110cm以上という大きなサイズで、仙洞院では後白河法皇像をはさみ、左右に飾られていました。

「赤釈迦」という別名がある釈迦如来像は、平安時代に法華会(ほっけえ)で使われた作品で、截金文様(きりがねもんよう)が施されているのが特徴です。

潅頂暦名は、三筆の1人である空海(弘法大師)が、弘仁3年(812)に密教の儀式・結縁灌頂(けちえんかんじょう)を高雄山寺で行った際の控えとして書いた書です。最澄の名前や最澄と仲違いするきっかけとなった弟子・泰範の名前も書かれています。

虫払の行事の際には、書院の石庭「灌頂の庭」も公開。また、茶室「了々軒」で有料でお茶をいただくこともできます。

神護寺Webサイト http://www.jingoji.or.jp/

開催期間
2020年5月1日(金) ~ 2020年5月5日(火)
開催時間
9:00~16:00
正式名称
虫払の行事(むしはらいのぎょうじ)
住所
神護寺:京都市右京区梅ヶ畑高雄町5
料金
虫払の行事:800円

拝観料金:大人(中学生以上)600円、小学生300円

内容や日時が変更になる場合がございますので、
最新の情報は対象施設またはイベントの運営事務局までお問合せください。

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