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「絶景かな」を求めて南禅寺

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南禅寺は、文永元年(1264)亀山天皇が離宮・禅林寺殿を現在の場所に開いたことがはじまり。法皇になった後、正応4年 (1291)東福寺の無関普門(むかんふもん)(大明国師)に離宮を寄進し、禅林禅寺になります。

2代目の規庵祖円(きあんそえん)(南院国師)が伽藍を建立し、南禅寺と改称しました。

至徳3年(1386)、足利義満により「京都五山之上」と定められます。

応仁の乱で焼失しますが、以心崇伝(いしんすうでん)(本光国師)により再興を果たしました。

武士から信奉を受けて発展したので、武家面(ぶけづら)という別名も。

南禅寺の名前を有名にした三門は、寛永5年(1628)に藤堂高虎が大坂夏の陣の兵士を弔うために再建されたもの。高さは22m。「天下竜門」という別名があり、日本三大門の中の1つです。

歌舞伎「楼門五三桐」(さんもんごさんのきり)の中で石川五右衛門が「絶景かな」と言った上楼には、「五鳳楼」という別名があります。五右衛門がこのセリフを言ったのは満開の桜を見たためだったそうですが、回廊からは桜の時期以外も東山や京都の町を一望することができます。 「五鳳楼」の内部には、中央に宝冠釈迦坐像を安置。天井には狩野探幽らによる鳳凰、天人などが描かれています。

三門と同じ年に建てられた三門右前方の石灯籠は、高さ6mで東洋一の大きさをほこります。佐久間勝之が供養のために献上したものです。

大方丈は、慶長16年(1611)に京都御所から移築・再建されました。この建物は天正年間(1573~1592)に建てられた清涼殿といわれていますが、豊臣秀吉が御所に寄進した女院御所の対面御殿だったという説も。広縁の欄干には、左甚五郎作といわれている透かし彫りがあります。

方丈前庭は小堀遠州が造った枯山水の庭で、虎の親子に見立てて石を配置。そのため「虎の子渡しの庭」という別名も。

伏見城の遺構とされる小方丈の虎の間には、狩野探幽作の襖絵「群虎図」が124 面あります。その中の84面は平成23年(2011)から収蔵庫に保管されていて、現在はオリジナルをもとに復元した障壁画を公開中です。

小方丈前庭には、心を表現した「如心庭」と呼ばれる庭と六道輪廻を戒める「六道庭」があります。

明治42年(1909)に再建された法堂。本尊の釈迦如来が中央に、文殊菩薩・普賢菩薩が両脇に安置されています。天井には、今尾景年(いまお けいねん)による雲龍図が。

境内近くにある蹴上インクラインは、大津の琵琶湖疎水から宇治川まで約20kmをつなぐ傾斜鉄道の跡です。明治24年(1891)、当時の京都府知事・北垣国道(きたがきくにみち)の依頼で田辺朔朗(さくろう)が完成しました。標高差が高い場所に船を引き上げるため台車に載せて引っ張る仕組みで、田辺朔朗はアメリカの発電所を見学してひらめきました。今も線路だけが残されていて、桜の時期は桜のトンネルのようになります。

地下鉄東西線蹴上駅から南禅寺に向かうと、「ねじりまんぽ」という赤レンガのトンネルをくぐります。レンガをねじったように積むことから命名された「ねじりまんぽ」の上には、蹴上インクラインが通っています。

水路閣は、古代ローマの水道橋をモデルとしたアーチ状の赤レンガ造の橋です。橋の上には、今でも琵琶湖疎水の分線が流れています。明治21年(1888)蹴上発電所での利用も兼ねて、蹴上インクラインと同じく田辺朔朗(さくろう)が完成しました。長さは93.2m 、幅4m、高さ9m。

桜の時期には、琵琶湖疎水での通船も運航されています。

慶応4年(1868)の神仏分離令や明治4年(1871)の上知令などによって、南禅寺は境内の一部や多くの塔頭を失います。その跡地には、明治20年代から昭和初期にかけ、「南禅寺界隈別荘庭園群」が誕生。これらの庭園を手がけたのは七代目小川治兵衛(通称:植治)で、東山を借景にして、琵琶湖疎水の水を引き込んで利用しているのが特徴です。

塔頭の南禅院は、亀山天皇が離宮とした南禅寺発祥地に建っています。元禄16年(1703)徳川綱吉の母、桂昌院などの寄進で再建されました。

亀山法皇または夢窓疎石が造ったといわれる南禅院庭園は、鎌倉時代末の代表的池泉回遊式です。京都に唯一現存する鎌倉時代の庭で、京都の三名勝史跡庭園の1つに選ばれています。

南禅寺の周辺には豆腐料理の専門店も多く立ち並んでいるので、帰りに立ち寄るのもいいかもしれません。

正式名称
南禅寺(なんぜんじ)
拝観・開館時間
3月~11月:8:40~17:00(受付終了:16:40)
12月~2月:8:40~16:30(受付終了:16:10)
住所
京都市左京区南禅寺福地町
TEL
075-771-0365
拝観料
方丈庭園:
一般  500円    
高校生 400円
中学生 300円
小学生 300円

三門:
一般  500円
高校生 400円
中学生 300円
小学生 300円

南禅院:
一般  300円
高校生 250円
中学生 150円
小学生 150円
休日・休館
12月28日~12月31日
交通案内
地下鉄東西線 蹴上駅下車 徒歩10分
市バス 岡崎法勝寺町または南禅寺永観堂道前下車

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