天台宗の総本山・比叡山

比叡山は、京都市左京区と滋賀県大津市の境にある山です。主峰は高さ約848mの大比叡ヶ岳で、修行のために築かれた日本三大霊山の1つ。

比叡山には、延暦7年（788）に最澄が総本堂・根本中堂を創建して開いた天台宗の総本山・延暦寺があります。延暦寺は、　「古都京都の文化財」の構成要素として、世界遺産に選ばれました。

延暦寺は、東塔（とうとう）・西塔（さいとう）・横川（よかわ）の3地区からなります。冬季を除き、比叡山内シャトルバスに乗って、3地区の移動が可能です。歩いて東塔⇒西塔⇒横川と回ることもできますが、西塔⇒横川は本格的な登山道になっています。歩くと約2時間弱のコースです。

根本中堂と廻廊は、平成28年（2016）から10年間の予定で平成の大改修中です。改修中も、本堂内を見学することはできます。

比叡山頂にあるガーデンミュージアム比叡では、印象派絵画の陶板とその絵画をモチーフにした庭園を見ることができます。京都市内も一望。冬季は休業します。

比叡山からは、坂本ケーブルに乗って、琵琶湖を見ながら滋賀県大津市側に下ることも可能です。